短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成23年度短答第20問(著作権法)

〔20〕著作権法上の実演家の権利に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。
1 オペラの上演において、オペラ歌手は実演家としての保護を受けるが、オペ ラを演出する監督は実演家としての保護を受けない。

【答え】✕

~☆ももの解説☆~

実演を演出する者(監督)も実演家として保護を受けるよ♪(著2条1項13号)

 

2 オペラの上演において、オペラ歌手の歌う場面を無断で写真撮影する行為は、 そのオペラ歌手の著作隣接権侵害になる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

実演家(オペラ歌手)は複製権を有しないよ♪(著89条)

 

3 ギタリストがスタジオで録音を行った演奏が未公表である場合には、そのギタリストは当該演奏について公表権を有する。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

実演家(ギタリスト)に「公表権」はないよ♪(著89条)

 

4 映画の編集において、その映画に出演している俳優の出演部分の一部を削った場合であっても、その削除が当該俳優の名誉声望を害するものといえないときは、当該俳優の同一性保持権の侵害にはならない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

実演家(俳優)の同一性保持権は「名誉または声望を害する改変」のみ対象(著90条の3第1項)!著作権者に比べると狭いってわけです♪

 

5 映画音楽の演奏家が、映画の著作物にその演奏が使用されることを許諾していたときは、当該映画のサウンド・トラック盤CDにその演奏が無断で収録されたとしても、録音権の侵害にはならない。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

「映画」に使うことが許されていても、「CD」に使うことは許されないよ♪(著91条)