短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成23年度短答第50問(著作権法)

〔50〕著作権の帰属に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。
1 辞書の編集過程において紙面の割り付け方針を示した者は、著作者となる。

【答え】✕

~☆ももの解説☆~

編集著作物(紙面)の割り付け方針(レイアウト)は特段の事情がない限り、著作物性はないよ♪(知恵蔵事件)

 

2 映画の企画案ないし構想を提供した者は、著作者となる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

映画は「全体的形成に創作的に寄与した者」でないとダメだよ(著16条)♪

 

3 観光ビザにより我が国に滞在した外国人は、雇用契約により会社において労務として図画を作成した場合でも、著作者となる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

外国人でも、労務としてなら、法人が著作権者だよ♪(著15条1項)

 

4 映画製作のために撮影された映像の著作権は、その映画が未完成であっても映画製作者に帰属する。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

映画は完成しないと著作権はないよ♪

 

5 脚本家が小説に基づいて創作した脚本について、小説の著作者は共同著作者とはならない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

「小説」と「脚本」は各人の寄与を分離して利用できるので、共同著作物ではないよ♪(著2条1項12号)