短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成27年度弁理士短答第42問(著作権法)

〔42〕著作権に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。
ある一人の政治家の政治上の公開演説を集めた書籍を出版する行為は、当該演説の著 作権の侵害となる。

【答え】〇

~☆ももの解説☆~

ある一人の政治家の演説(同一の著作者のもの)を編集した書籍を出版することはできないよ♪(著40条1項)


映画のサウンドトラック盤の音楽CDを公衆に貸与する行為は、頒布権の侵害となる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

「頒布権」は映画の著作物だけだよ♪

「映画のサウンドトラック盤の音楽CD」は映画の著作物じゃないよ♪(著26条1項)


3 公正な慣行に合致し、かつ引用の目的上正当な範囲内の引用であったとしても、著作 権者によって引用を禁じる旨が明記されている場合には、著作権の侵害となる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

引用を禁じる旨の記載は法的には意味がないよ♪


4 外国映画に後から付された日本語字幕の著作権は、当該映画の著作物の著作権が保護 期間の満了により消滅したときは、同じく消滅したものとされる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

原著作物の著作権は、映画の著作物の著作権とともに消滅するけど、字幕は原著作物じゃないから、消滅しないよ♪(著54条2項)


5 公立図書館は、映画のDVDを無料で利用者に貸し出す場合、当該映画の著作権者に補償金を支払う必要がない。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

頒布(貸出)を行うもの(公立図書館)は、補償金を支払う必要があるよ♪(著38条5項)