短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成26年度短答第33問(著作権法)

〔33〕著作権及び著作者人格権の帰属に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。
1 甲が行った講演について、その録音に基づき、逐語的にそのまま文書化した乙は、その文書について著作権及び著作者人格権を有する。

【答え】✕

~☆ももの解説☆~

「逐語的にそのまま文書化」は、創作的ではないから、著作権はないよね♪(著17条1項)。


2 甲が作曲した楽曲Aを、乙が編曲した場合、その編曲に関する著作権及び著作者人格権は甲が有し、乙は何ら権利を有しない。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

原著作物の著作者甲は二次的著作物の著作者乙と同一の権利を専有します(著28条)。けど、編曲に関する著作権著作者人格権は乙にあるよ♪


3 甲社の従業員乙が、上司の指示を受けて甲社の営業秘密に関する文書 Aを作成した。 Aに甲社の名称も乙の氏名も付されていない場合、Aの著作権及び著作者人格権は、 乙が有する。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

上司の指示を受けて作成しているので、「職務著作」だよ♪(著15条1項)。


4 甲社は、乙社からの依頼を受けて、乙社の商品のテレビコマーシャルAを製作することになり、社外の監督丙に撮影を依頼した。 Aが、丙の判断と指示に基づき撮影され、完成された場合でも、Aの著作権及び著作者人格権は、甲社が有する。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

社外の監督丙が撮影したので、職務著作ではないよ♪


5 甲が描いた漫画の主人公のイラストを利用して、乙がアニメーションAを作成した。Aについて、乙は著作権及び著作者人格権を有し、甲は乙と同一の種類の著作権を有する。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

甲(原著作者)は乙(二次著作者)と同一の種類の権利を専有するよ♪(著28条)