短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成28年度弁理士短答第2問(著作権法)

著作権法に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。
1 陶芸家甲が創作した美術工芸品である絵皿を、写真家乙がレンズの選択やシャッター速度等に工夫を凝らして写真に撮影した。出版社丙が、その写真をカレンダーに利用する場合、甲と乙の両者から許諾を得る必要がある。

【答え】〇

~☆ももの解説☆~

二次著作者(写真家乙)と原著作者(陶芸家甲)の許諾が必要だよ♪

 

2 出版社甲が、版画家乙の版画作品から30点を選択し、独自の観点から配列した版画集を創作した。印刷会社丙が、この版画集の中から、1点を選んでポスターを作成する場合、乙のみから許諾を得ることで足りる。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

1点を選んでるから、配列は関係ないし、個々の著作権者(版画家乙)の許諾のみでいいね♪

 

3 画家甲と画家乙が共同で絵画を創作し、甲の死亡から51年が経過した。乙も甲の相続人丙も共に存命中の場合、出版社丁が、その絵画を画集に掲載するときは、乙のみから許諾を得ることで足りる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

乙が生きてるので、相続人丙の許諾も必要だよ♪

 

4 詩人甲の創作した詩が、書体デザイナー乙が独自に作成した印刷用書体を用いて雑誌に掲載された。この詩を、同じ印刷用書体を用いて出版社丙が書籍に掲載する場合、甲のみから許諾を得ることで足りる。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

フォント(印刷用書体)に著作物性は認められないから、乙の許諾は不要だよ♪

 

5 作曲家甲が創作した楽曲Aを、編曲家乙が甲に無断で編曲して楽曲Bを創作した。オーケストラ丙がBをコンサートで演奏する場合、甲だけでなく乙の許諾を得なければならない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

無断で創作したとしても、二次的著作物に変わりはないよ♪だから、乙の許諾が必要だね♪