短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成25年度弁理士短答第51問(著作権法)

〔51〕著作権に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。
1 建物の外壁に描かれた絵画を、絵はがきにして販売するために、写真に撮って印刷する行為は、その絵画の複製権の侵害とはならない。

【答え】✕

~☆ももの解説☆~

販売するために複製(撮影→印刷)すれば、侵害だよ♪


2 英語で書かれた小説が、日本語に翻訳された。不特定の者に対して有料で翻訳を朗読すると、翻訳家の口述権の侵害となるが、小説家の口述権の侵害とはならない。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

小説家(原著作者)は翻訳家(二次著作者)と同一の種類の権利(口述権)を有するよ♪


言語学の研究者が、コンピュータを用いた統計的な解析によって用語法の変遷を研究するために、同時代の多数の小説をコンピュータに記録することは、それらの小説の複製権の侵害となる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

情報解析(統計的な解析)が目的の場合は、記録媒体(コンピュータ)へ記録できるよ♪(著47条の7)


特許庁が、拒絶理由通知書に添付するために、必要に応じて当該拒絶理由通知書に記載された文献を複製したとしても、複製権の侵害とはならない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

審査の手続きに必要だから、複製できるよ♪

これできないと、特許庁の審査官はお仕事できないよね(´・ω・`)


5 市販のコンピュータ・プログラムの著作物を、不特定の者に貸与することは、営利を目的とせず、貸与を受ける者から料金を受けない場合でも、貸与権の侵害となる。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

非営利目的+料金受けない貸与権侵害しないよ♪(著38条4項)