短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成25年度弁理士短答第24問(著作権法)

〔24〕著作権及び著作隣接権に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。
1 甲が執筆した詩を、乙が朗読会で朗詠した。その朗読会が非営利かつ無料で開催され、乙も報酬を得ていない場合には、丙がこれを録画し、DVDとして販売しても、 甲の著作権及び乙の著作隣接権を侵害しない。

【答え】✕

~☆ももの解説☆~

録画してDVDを販売してるから侵害だよ♪


2 甲が執筆した脚本を、乙が舞台で演じた。丙が、DVDとして販売するためにこれを録画する行為は、甲の著作権及び乙の著作隣接権を侵害する。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

設問の通り、甲の著作権(複製権)、乙の著作隣接権(録画権)の侵害になるよ♪


3 甲が作詞及び作曲した歌を、歌手乙が歌唱している。丙が、テレビ番組で、 乙の歌い方そっくりにこの歌を歌う場合、甲の著作権は侵害するが、乙の著作隣接権は侵害しない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

乙の歌い方そっくりに歌う(ものまね歌唱)は、隣接権侵害にならないよ♪


4 甲が作詞及び作曲した歌を歌手乙が無断でアレンジして歌唱した。その歌唱を、放送事業者丙が録画して放送した。この放送を受信して、インターネット上にアップロードする行為は、甲の著作権及び丙の著作隣接権を侵害するが、 乙の著作隣接権は侵害しない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

いわゆるワンチャンス主義♪

放送の時に許諾している(とみなされる)から、その後のアップロードは侵害じゃないよ♪


5 甲が作詞及び作曲した歌を、放送事業者丙のテレビ番組において、甲の許諾のもと、歌手乙が歌唱した。この番組を受信し、スタジアムの巨大スクリーンに映して、入場料を徴収して多数の者に視聴させる行為は、甲の著作権及び丙の著作隣接権を侵害するが、乙の著作隣接権は侵害しない。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

実演家乙には、伝達権(巨大スクリーンに映して、入場料を徴収して多数の者に視聴させる権利)はないから、侵害ではないよ♪