短答過去問解説♪

弁理士短答試験に独学で挑戦しよう!短答過去問をももが枝毎に解説するよ♪これで予備校に行かなくても大丈夫!

平成27年度短答第48問(著作権法)

〔48〕著作者人格権に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。
1 著名な建築家甲の設計した住宅について、その所有者乙が家族構成の変化に伴い子供部屋を増築する行為は、甲の同一性保持権の侵害とならない。

【答え】〇

~☆ももの解説☆~

建築物(住宅)の増改築は、同一性保持権の侵害にならないよ♪(著20条2項2号)


2 小説家甲の著した近未来小説について、脚本家乙が、当該小説の設定を江戸時代に変更して、歌舞伎の脚本を創作する行為は、 甲の同一性保持権を侵害する。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

翻案(小説の設定を江戸時代に変更)は同一性保持権侵害だよ♪(著20条1項)


3 芸能人甲が交際相手乙に宛てて書き送った手紙を、乙が友人丙に見せる行為は、甲の公表権を侵害する。

【答え】✕
~☆ももの解説☆~

公表権は「公衆」に提供する権利だけど、友人は公衆じゃないから侵害じゃないよ♪


4 画家甲の描いた油絵の所有者乙が、当該油絵に付された甲のサインを消す行為は、その油絵を公に展示しない場合でも、甲の氏名表示権を侵害する。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

原作品「又は」公衆への提示の際に氏名表示権が問題になるよ♪(著19条1項)


5 作詞家甲の作詞した楽曲について、歌手乙が当該楽曲の歌詞の一部を変えて歌唱する行為は、甲の同一性保持権を侵害する。

【答え】〇
~☆ももの解説☆~

歌手が歌詞の一部を変えて歌えば、同一性保持権侵害だよ♪